群馬県女医会は昭和22年に発足して以来、
女性医師をはじめとする医療に携わる女性のために活動を続けています
新着・お知らせ
ごあいさつ
群馬県女医会は昭和22年に会員は90余名で発足しました。
発足以来、この会の目的は、
「会員相互の親睦を深めるとともに、学術の向上を図り地域医療に貢献すること」
であります。
活動内容は時代により変遷していますが、定期的に会員同士で集まり、出身大学や専門科を超えて親睦を深め、また医業に携わる者としての悩みや日常の工夫などを語り合い、さまざまな情報交換の場としています。
また、地域医療活動の一環として一般市民への医療情報発信となるようなトピックな講師を招き、公開の講演会を開催しています。
現在、日本の全医師数に対する女性医師の割合は20%を超えていますが、未だ女性医師のライフステージに合わせた労働環境が整っていません。
これからの課題として、出産育児でキャリアを中断されないような環境やサポート体制、出産育児からの復帰プログラムの構築などを実現させ、慢性的な医師不足の日本において、女性医師が伸び伸びと輝ける時代を築いくことが群馬県女医会の使命と考えています。
活動内容
総会・講演会
総会を毎年6月または7月頃に開催しています。
コロナ禍では書面開催としていましたが、今後はWEB方式、ハイブリッド方式を取り入れていく予定です。
総会後には各界の講師を招き講演会を開催しています 講演会後には懇親会を開催し情報交換を行っています。
年によっては秋にも学術講演会を開催しています。
女性医師支援
女性医師が自分のキャリアを充実させて活躍できるよう支援する活動をおこなっています。
子育て中の医師の仕事と家庭の両立の支援のための『保育サポーターバンク』(群馬県医師会事業)の立ち上げ、運営に協力しています。
➢保育サポーターバンク:子育て中の医師が仕事と家庭を両立するための支援
支援内容:子供の預かり保育、子供の送迎、その他
群馬県女医会賞
女性医師、若手医師支援の新規事業として創設しました。
(目 的)
群馬県女医会賞は、女性医師や若手医師による医学の研究を奨励し、医学分野の発展に貢献する人材育成の支援をする。また地域医療における社会貢献や女性医師の地位向上を支援する。
(対 象)
群馬県在住または群馬県内に勤務する女性医師または若手医師
・医学の発展に貢献することが期待される医師(研究助成部門)
・地域医療において社会及び医療、女性の地位向上への貢献をした女性医師(地域貢献部門)
併せて1~2名とする。
(表彰方法)
表彰は総会の席上にて行う。賞状、副賞を授与する。
受賞者は総会後に研究内容や活動内容について発表する。
会員の交流、懇親
年によっては総会や懇親会を県内各地で開き、会員の交流の場としています。
➢永井酒造(川場村):初代社長が川場村の水が酒造りに適しているということで酒蔵を開いたという歴史や、若い社長が、日本酒を海外に輸出するために試行錯誤をして頑張っている話、日本酒をワインのように寝かせて熟成させようと試みていることなどを聞き、実際に酒蔵の中を見学しました。
➢竹久夢二伊香保記念館(伊香保町):美人画で一世を風靡した「大正ロマン」を代表する画家の伊香保ゆかりの作品の鑑賞とともに館長の講話を拝聴、その後100年以上前のオルゴールやピアノ演奏を堪能しました。
➢日本シャンソン館(渋川市):世界唯一のシャンソンミュージアム 創設者の息子である館長の講話とともにミニシャンソンライブ鑑賞し、その後画家モネの愛したジヴェルニーの庭を再現した庭園を散策しました。
➢日本女医第一号荻野吟子ツアー(熊谷市):女医第一号荻野吟子の映画『一粒の麦 荻野吟子の生涯』公開を記念して、荻野吟子生誕の地や映画ロケ地をめぐるツアーを開催 あわせて映画鑑賞もしました。
この他にも、地域医療への貢献など時代にあわせて求められる活動を行っています。
群馬県女医会会則
第一条 (名称)
本会を群馬県女医会と称する。
第二条 (目的)
本会は、会員相互間の親睦を深めるとともに、学術の向上を図り地域医療・地域保健への貢献に努めることを目的とする。
第三条 (会員)
正会員は、群馬県内に在住又は勤務する女性医師で、本会の趣旨に賛同する者とする。また別に医学部学生を学生会員とする。
第四条 (役員)
本会に会長1名・副会長2名・理事をおく。会長・副会長は会員からの推薦を受け
選挙により決定する。
群馬県内を各地区に分け、それぞれに1名の地区理事をおき、会長がこれを委嘱する。
また、顧問を置くことができる。顧問は総会の議決を経て会長がこれを委嘱する。
第五条 (役員任期)
任期は2年とする。但し再任を妨げない。
第六条 (会長・副会長・理事)
会長は会を総括・代表し、副会長は会長を補佐し、会務をつかさどる。会長事故ある時は、副会長がその職務を代行する。
理事は庶務・書記・会計各々2名及び地区代表とし、会の運営について各分野を担当する。
第七条 (監事)
本会に監事2名をおき、会計監査を行う。監事は会員の互選により会長が委嘱する。
第八条 (会議及び事業)
総会は年一回会長が召集し行う。
地域の要望に応じ、地域医療・地域保健に有益な事業を行う。
理事会は会務運営に関し、必要に応じて会長がこれを召集・協議する。
第九条 (会費)
会費は、年間5,000円とする。(ただし、学生会員は免除とする)
第十条 (会則の改定)
本会会則の改定は、総会において承認を受けるものとする。
令和5年10月11日改正
沿 革
1947年(昭和22年)から | 初代会長 真中すず 群馬県女医会結成 会員数90余名にて発足 |
1970年(昭和45年)から | 会長 岸直枝 桐生を中心に活動 |
1980年(昭和55年) | 第25回日本女医会総会開催(伊香保温泉) |
1986年(昭和61年)から | 会長 丸茂畠子 年次総会の開催 群馬県女医名簿の作成 会則を制定 |
1991年(平成3年)から | 会長 角田千恵子 市民向けに健康や病気についての啓蒙活動として「女医会フォーラム」の開催 |
2004年(平成16年)から | 会長 田所浪子 女性医師支援事業開始 |
2010年(平成22年) | 群馬県女医会60年史発刊 |
2014年(平成26年)から | 会長 山田邦子 |
2015年(平成27年) | 第60回日本女医会総会を開催(高崎) |
「群馬県女医会 60年史」
「群馬県女医会 60年史」
閲覧はこちら初代会長 真中すず先生は、
群馬県の女性医師第1号でした。
医術開業試験を目指して東京の済生学舎に学び、明治38年に試験に合格。群馬県前橋市で産婦人科を開業しました。
日本初の女性医師、荻野吟子さんより20年後のことです。
すず先生は、医療だけでなく、社会福祉活動にも大変貢献されました。県内の女性医師数は昭和初期には50名を数え、第二次世界大戦中には、医師不足が深刻となり女性医師養成のための医学校が増設され、女性医師数も飛躍的に伸びていきました。
そんな中、GHQによる女性の地位向上の改革に後押しされ、昭和22年に群馬県女医会が結成されました。
発足当初90名だった会員数は、現在150名となっています。
役 員
会長 | 山下由起子 |
副会長 | 望月和子 木村寛子 |
書記 | 太田美つ子 今村純子 |
庶務 | 安部由美子 北條みどり |
会計 | 小中和子 村松礼子 |
監事 | 山田邦子 善如寺恵子 |